知財転職の視点

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特許事務所によって、“若手への任せ方”が異なることもあります
転職相談の中で、

「若いうちにどのような経験が積めるのかを重視したい」

という話を伺うことがあります。

実際には、同じ「弁理士募集」「特許技術者募集」であっても、若手への案件の任せ方や実務経験の積み方には違いが見られます。

また、求人票では「未経験歓迎」「若手活躍中」と書かれていても、実際の育成スタイルやレビュー体制は事務所ごとに異なることもあります。

そのため、年収や働き方だけでなく、「若いうちにどのような経験を積めそうか」を気にされる方もいます。
特許事務所における若手育成やOJTのイメージ
若手への業務の任せ方や教育体制は事務所ごとに異なる場合があります

“経験できる内容”にも違いがあります

若手時代にどのような経験を積むかによって、その後の得意分野やキャリアの広がり方が変わることもあります。

例えば、

・発明者対応まで担当するのか
・明細書作成中心なのか
・OA対応比率が高いのか
・顧客との打合せ機会があるのか
・国内案件と外国案件のどちらが多いのか

などによって、日々の実務経験は変わってきます。

実務の現場では、「まず件数を多く経験すること」を重視するところもあれば、「一件ごとの品質やレビューを重視する」ところもあります。

また、若手のうちから顧客対応を経験する環境もあれば、ある程度経験を積んでから担当範囲を広げていくケースもあります。

実務経験のある方ほど、「どのような経験を積めるのか」を気にされることがあります。

私自身も転職相談の中で、「思っていたより早い段階で顧客対応を任された」「レビューが手厚かった」といった感想を伺うことがあります。

レビュー体制や相談のしやすさを気にされる方もいます

転職相談の中では、「どのようにレビューを受ける環境なのか」を気にされる方も少なくありません。

特許実務は専門性が高いため、

・レビュー頻度
・質問のしやすさ
・所内コミュニケーション
・若手へのフォロー体制

などによって、実務上の進めやすさや相談のしやすさにも違いが見られます。

また、在宅勤務やリモート勤務を導入している場合でも、

・オンライン中心でレビューを進める
・出社時にまとめて確認する
・Teamsやチャットを活用する

など、実際の運用には差が見られます。

実際の相談では、

「質問しやすい雰囲気なのか」
「レビューはどのくらい細かいのか」

を気にされる方も少なくありません。

“若手を育てる”という言葉の意味も、事務所ごとに異なることがあります

求人票に「若手歓迎」と書かれていても、その背景や育成方針は事務所によって異なることがあります。

例えば、

・長期的に育成したい
・実務を通じて経験を積ませたい
・一定水準までは丁寧にレビューしたい
・早めに案件を任せて成長してほしい

など、考え方に違いが見られます。

また、少人数事務所と中規模以上の事務所では、若手への関わり方やフォローの仕方にも違いが見られます。

そのため、「若手採用」という言葉だけではなく、実際にどのような経験を積めそうなのかを見ることも大切です。

“どのように経験を積みたいか”によって、合う環境は変わることもあります

比較検討を進める中で、

「早い段階から幅広く経験したい」
「レビューを受けながら着実に進めたい」
「特定分野の専門性を深めたい」

など、重視したいことが見えてくる方もいます。

特許事務所ごとに、案件構成やレビュー文化、若手への任せ方には違いがあります。

そのため、条件だけで比較するのではなく、「どのような経験を積みたいか」を軸に見ていくと、事務所選びの基準が変わってくることもあります。

実際の転職相談でも、

「まずは件数をこなしたい」
「レビューを受けながら基礎を固めたい」

など、考え方によって選ばれる事務所は変わってきます。

若手時代にどのような経験を積めるのかという視点も、応募先を検討する上で大切な要素の一つではないでしょうか。
この記事について
知財クレアは、知財・特許分野に特化した転職支援サービスを提供しています。

運営者は2006年より人材紹介業界に従事し、2015年から知財・特許分野の転職支援を行っています。