知財転職の視点

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知財採用では、“経験年数”だけでは判断しにくいこともあります
知財・特許分野で転職を考え始めると、「まずは経験年数が重要なのでは」と感じる方も少なくありません。

実際、求人票でも、

・知財経験○年以上
・弁理士経験○年以上

など、経験年数が記載されているケースは多くあります。

一方で、実際の採用現場では、経験年数だけでは判断しきれないケースも少なくありません。

同じ「5年経験」であっても、担当してきた案件や役割、案件の進め方によって評価のされ方が変わることがあります。
経験年数だけでは分からない実務経験を評価するイメージ
知財採用では経験年数だけでなく実務内容も重視されることがあります

経験年数だけでは見えにくい部分もあります

特許事務所によっては、単純な年数だけではなく、

・どのような案件を担当してきたか
・どの技術分野を扱ってきたか
・どの程度自走していたか
・どこまで顧客対応を行っていたか

など、実務内容を重視するケースもあります。

例えば、同じ年数であっても、

・分業型環境で一部工程を担当していたケース
・担当制に近い形で案件全体を見ていたケース

では、実務経験の積み方が異なる場合があります。

また、OA対応比率や発明者対応の頻度、レビュー環境などによっても、経験の中身は変わることがあります。

そのため、採用側としても経験年数だけで判断するのではなく、実際にどのような案件や役割を経験してきたのかを確認することがあります。

技術分野との相性を見られることもあります

知財・特許分野では、経験年数とあわせて、技術分野との相性を見られるケースもあります。

例えば、

・機械系
・化学・材料系
・電気・通信系
・ソフトウェア関連

など、事務所ごとに強みとする分野が異なる場合があります。

実際の相談では、

「経験年数は満たしているが、技術分野が少し違う」
「年数は浅いが、分野経験との相性はありそう」

というケースもあります。

そのため、経験年数だけでなく、これまで扱ってきた技術分野や案件内容まで確認されることもあります。

どのような役割を担ってきたかも重要です

経験者の方ほど、

「年数は長いが、自分の経験に偏りがある気がする」
「逆に、年数は浅いが実務量は多かった」

と感じることもあります。

実際には、

・どのような役割だったのか
・どの程度主体的に進めていたのか
・どのような案件を扱っていたのか

によって、採用側の受け止め方が変わる場合もあります。

また、少人数事務所で幅広く経験されている方もいれば、大規模環境で専門特化型の経験を積まれている方もいます。

どちらが良い・悪いという話ではなく、応募先が求める役割によって、強みとして受け取られる経験は変わってきます。

実務スタイルとの相性もあります

転職活動を進める中では、経験年数だけではなく、

・案件の進め方
・レビュー文化
・顧客との距離感
・働き方
・実務スタイル

などとの相性を気にされる方も少なくありません。

例えば、同じ「経験者募集」であっても、

・若手へ早めに案件を任せる環境
・レビューを重視する環境
・チームで進める環境
・個人裁量が大きい環境

など、事務所ごとに考え方が異なる場合があります。

そのため、「経験年数を満たしているか」だけではなく、「自分はどのような環境で力を発揮しやすいのか」という視点で応募先を比較される方もいます。

応募先によって評価されるポイントも異なります

知財・特許分野では、同じ経験年数でも、実務内容や技術分野によって見え方が変わることがあります。

そのため、転職活動では、

「何年経験しているか」

だけではなく、

「どのような案件を担当してきたか」
「どのような役割を担ってきたか」
「どのような実務環境を重視したいか」

を含めて考えていくことで、応募先を見る視点が変わることもあります。

実際の転職相談でも、経験年数だけで応募先を決めるのではなく、「これまで何を経験してきたのか」「これから何を経験したいのか」を軸に比較される方は少なくありません。
この記事について
知財クレアは、知財・特許分野に特化した転職支援サービスを提供しています。

運営者は2006年より人材紹介業界に従事し、2015年から知財・特許分野の転職支援を行っています。